燃える子・燃えない子(ごみ問題でも放火事件でもありません)
今年もO高体育祭が無事終了した。
例年台風の接近でヤキモキさせられるのだが 遥かミッドウェーに発生し、行方が危ぶまれた12号は 奄美諸島を敬遠して、太平洋上を北西へ向かい 1滴の雨も降らずに熱戦の幕を閉じた。 高校生ともなれば、親が見に行くのはおろか お弁当を一緒に食べるのも嫌がるだろうと思いきや 昼食時間は幼稚園~中学校と変わらぬ光景が繰り広げられる。 田舎のじいちゃん、ばあちゃんは言うに及ばず 叔父叔母、いとこの家族、(親の)職場の友人などなど あの有名な急勾配のO高坂(*1)をものともせず集合するのだ。 体育祭にはO高生を熱くさせる何かがあるらしい。 それは、あの数年前NHKテレビで紹介された 応援団の演舞を見ればわかる。 スポーツの得意な子は、希望する種目にいくつでも出られるらしく 体育祭は華々しい活躍の場であり、エネルギー発散の場なのだ。 かくして、熱戦を勝ち抜くため、夏休みも練習に明け暮れ、 前夜は必勝のお守り作りのため夜更かしし、 当日は早朝4時に神社に優勝祈願のお参りに行くというから驚いた。 睡眠2~3時間、当日あの炎天下で最高の力を出し切るエネルギーは どこから出てくるのか。 友人の3年生の娘Uちゃんは、 当日早朝の百足の練習で怪我をし、大泣きして悔しがったそうだが、 予定していた100メートル走、地域対抗・学級対抗・百足リレーなど すべてに出場して頑張っていた。 一方、高2のわが息子、部活動紹介には出遅れ (卓球部はビデオ撮影の係りをしていた) 1・2年男子のマスゲーム、「O高エナジー」はどこにいるかわからず 今年も競技場に一度も姿を見られずに終わった。 燃える子と燃えない子がはっきり分れる体育祭。 体育祭には燃えなくともいつかどこかで燃える子になって欲しい。 (*1)平成13年創立百周年記念体育祭を間近に控え 往年の若者のために、緩やかな傾斜のバイパス道路「百年坂」が ボランティア作業により完成している。
by nadja_mesa
| 2006-09-05 18:09
| 子供のこと
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